沖縄でエモンズダイビングに挑戦しよう

日本国内でダイビングを満喫できる地域といえば、南西諸島です。沖縄本土から石垣島・与那国島で構成されている一帯で、年間の平均気温は約18度となっています。この地域はサンゴ礁が自生している美しい海で、年間を通して大勢の観光客が詰めかけているのが特徴です。

マリンスポーツをするのにも打って付けであり、沖縄本土には2021年4月時点で計60件もの関連サービス施設があります。バナナボートや水上スキー、シュノーケルなどのスポーツがありますが、そのなかでも幅広い年代の方に人気を集めているのが、エモンズダイビングです。この言葉を初めて聞いたという方も老いでしょうが、エモンズとは難破船にことを指す英語です。

つまり、南西諸島の海底に沈んでいる船の中を探検する、というダイビングを指します。沖縄一帯は第二次世界大戦時に、アメリカ軍との激しい戦闘が繰り広げられた場所です。

旧日本海軍の戦艦も多数沈没しており、現在もこれらの船は引き挙げられていません。約75年経過した今では、漁礁として鎮座をしており、ウミガメやジュゴン・マンタなど、数多くの海洋生物を観測することができます。国内でエモンズツアーを実施しているのは沖縄だけであり、2000年から少しずつ認知をされるようになりました。水深200メートルの海底へと向かうので、ダイビングの経験者であっても必ずトレーナーが同伴をするのが特徴です。

県内でエモンズツアーを開催している施設は、2021年1月時点で計9件となっています。それぞれの施設で潜る海域は異なっており、利用するときは最初にショップの公式ウェブサイトを見てチェックをすると良いでしょう。利用時の平均相場は約3万円から5万円です。この料金のなかにウエットスーツや酸素ボンベ・ゴーグルなどのレンタル費用も含まれており、旅行客なら手ぶらで参加をすることができます。深海の冒険を体験したい方には、おすすめできるツアーです。